下り坂での 事故
また 神戸大学付近の六甲越えの南に下る道路で事故があったようです
幸い歩行者も 他車両の巻き込まれなく 運転手の方も無事のようです
左前輪はブレーキオイルが漏れて炎上しています
事故原因は ベーパーロックとフェードにより ブレーキが全く効かなくなり
回避するために ガードレールか何かの建造物に接触させて
横転したと予想します 積載量が多い場合 最大限に低いギアを
選択して下らなければなりません 重量が重い状態でいつも通り下れば
たちまち ドラムブレーキ内の温度は上昇してしまいます
ベーパーロックは ブレーキオイルの温度が沸点を越え
液体から気体に変わることで
ブレーキパッドやシューに適正な圧力を伝えることができなくなる現象です
液体は伸縮率 基本0として考えられますが 気体は圧縮されてしまうので
油圧ラインに気泡が発生すると 適正な圧力をブレーキパッドやシューに伝えられなく
なります
フェードは ブレーキパッドやシューに含まれる有機物から発生するガスや
材質に含まれる鉄や銅などの金属の融点を一部的に超えてしまったことにより
摩擦トルクが著しくダウンしてしまう現象です
ブレーキローターのスリットやドリルドの効果は フェードにはガスや摩耗紛
を 素早く排出することで有効です
ベーパーロックにも ローター自体の温度を下げることに貢献するので有効です
大型トラックは ドラムブレーキが主流で ドラム内は放熱性が悪いので
排気ブレーキや電磁ブレーキなどが 補助的にありますが
限度を超えると ドラム内の温度は上昇して 結果ブレーキが効かなくなります
トラックだけではなく 自動車も 例えば4人でゴルフに行けば トランク内にも
ゴルフバックが満載となり 自動車の重量は大幅に重くなり
下りでは油断はできません
みなさん 気を付けましょう
●同じ場所での 別の事故です